■受け口に関する |
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Q.反対咬合って、自然に治るでしょう?
A.永久歯が生える時、自然に治る事
があります。但しかなり少数例です。
反対になっている下の前歯が5〜6
本。逆の噛み合わせが深い。近親に
反対咬合の人がいる。これらの場合、
自然に治る可能性は極めて少ないと
考えてよいでしょう。 |
Q.反対咬合、治した方が良いの?
A.不正咬合であるから成長発育が遅れ
れると言うことは基本的にありませ
ん。しかしサ行、タ行の発音に特徴
的な舌足らずのしゃべり方になる。
食べ方がワニの様だ、というような
特徴が現れることがあります。しゃ
べり方にも食べ方にも問題が現れま
す。しかし、私達が治療を勧める第
一の理由は審美的な理由です。反対
咬合特有の願望に、劣等感を感じる
ことがあります。心の負担を軽くし、
生活の質の向上が目標です。 |
Q.永久歯がはえるまで様子見を勧め
められましたけど?
A.「・・・大丈夫ですか?」というご質
問をよく戴きます。自然に治る場合
もあります。しかし、それはかなり
少数です。ご相談できる歯医者に診
て貰い、セカンドオピニオン(意見)
を求める事をお勧めします。私たち
は大半の方に早期初期治療が必要と
考えています。 |
Q.どうやって治すの?
A.筋機能のアンバランスが、不正咬
合を造ります。バランスを整え、調
和を取り戻せば、不正咬合は回復
します。反対咬合の原因の一つは、
舌が低い位置で機能していること
です。ですから、治療目標は、まず
舌を挙上して上げることです。
その様に、バランスを取り戻す器
具が、機能的顎矯正装置、ム−シ
−ルドです。就寝中使用します。
取り外し出来る装置ですから、上
手く使えなかったり、諸条件によ
っては、期待する効果を得られな
いこともあります。主治医に充分
相談の上、ム−シ−ルドを使うこ
とを、お勧めします。
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Q.どうして反対咬合になるの?
A.口には、多くの筋肉が整然と並び、
機能しています。舌は、代表的な
筋肉の固まりです。きれいな歯並
びの人の舌は、嚥下(のみ込む)
する時、上顎を押さえつける様に、
ぴったりと収まります。しかし、
反対咬合の人は、上顎には着きま
せん。嚥下の都度、舌は下顎を前
方に押します。従って、上顎は小
さく、下顎は大きくなってしまう
と考えられています。すなわち、
口腔周囲の筋肉が正しく機能しな
いと、不正咬合になるという事で
す。
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Q.反対咬合は遺伝する?
A.反対咬合は、遺伝します。顔形は、
ご両親に、似ます。残念ながら、
反対咬合の家系があります。
しかし、早めに対処することで、
かなり改善できると考えています。
いずれにせよ、遺伝の有る無しに
関わらず、早めに、受診すること
を、お勧めします。 |